先輩社員の声voice
VOICE 03
S.S
S.Sさんを表現する検索ワード#障害撤去施工の手元 #もと教師 #精度の高さ #人間関係に裏がない
私の仕事
メインは鋼管杭(鉄の杭)の部署に所属し、障害撤去施工の手元作業を担当しています。障害撤去施工は当社が2020年3月からスタートさせた新事業なので現在、独自の施工をつくりあげている最中です。チームで試行錯誤しながら一からスタンダードをつくっていくことに大きなやりがいを感じています。特に当社所有の鋼管圧入回転施工機でのケーシングは、他社ではやっていない工法なので、タケミ企画の強みになっていると自負しています。
異業種からの転職
前職は学校の教師です。中学生の時からめざしていた職業でしたが、学校独特のルールにがんじがらめの世界に違和感を覚え、転職を決意しました。この業界を選んだのは、朝早い勤務に慣れていましたし、カラダを動かすことが好きなので(笑)。転職用に大型特殊の免許を取得していたこともあり、当社から声がかかって採用となりました。
入社3年目となり今年は国家資格の「一級土木施工管理技士」に挑戦する予定です。資格をとることで管理側に立てますし、自社案件を増やすことで、会社の売り上げに貢献していきたいと考えています。
技術力の高さ
杭打ちの鉛直精度の高さには定評があり、杭メーカーの責任者に「タケミさんは精度がいいですね」と褒められることも多々。評判を聞いて、新規で依頼してもらう会社も少なくありません。鉛直精度の高い施工ができるのは、重機オペレーターと手元作業員の確実な連携によるもの。重機オペレーターは車載モニターで杭の傾きを確認しながら、さらに手元作業員とも相互にコミュニケーションを十分にとり、傾斜角や削孔深度、地中の孔曲がりの推定曲線について速やかに相談することで、杭芯位置を決め、杭の偏心を管理します。手元作業員が機械を下げたり、傾けさせたり、上げて地盤をもんでみたり、調整することもあります。信頼関係があり、改善点を伝えやすく、先輩にあたるオペレーターも聞く耳をもっているなど、チームとして現場でのコミュニケーション能力が施工の質の高さにつながっています。
会社のいいところ
年下の先輩や年上の後輩など、年齢層がバラバラながらオープンで、いい雰囲気を保てています。一周り以上の年の差がある人と協力して仕事をしていくチームワークの良さが心地いいですね。危険を伴う仕事ゆえに、時に言葉が荒くなってしまう場面も確かにありますが、それは相手のことを思ってのことで、その人が嫌いだから言っているのではない。それがすごくいいなぁと思うんです。
言葉で心が痛むことがない。ジメジメした悪意のある言葉はこの会社では発せられないし、人間関係が実直で純粋、裏がないことが何よりタケミ企画のいいところだと思います。
後輩の育成
「なぜ、こうするのか」自分で考えさせて、どのように理解したかという言葉による受け答えで覚えていってもらいます。そうしなければ、身に付かないし、「見て覚えろ」という指導ではとまどうだけです。わからないところは一緒にやって、きちんと理解してもらいます。あとは絶対に怒鳴り散らさないことも心掛けていますね。
メッセージ
力仕事のイメージがあると思うのですが、基本的に機械を使っての作業がメインなので重い機材を運ぶこともなく、体力的な負担はほぼありません。体力面よりも安全面に頭や気を遣うことの方が多いですね。オペレーターがストレスなく、杭を打つことだけに専念できるようサポートすることが手元作業員の一番の仕事です。私のように違う業種・業態からの未経験も大歓迎です。畑違いでも前職の経験を活かす機会もけっこうあります。たとえば、工場勤務だった人が重機のトラブル時に配線や基盤のノウハウを発揮し、「おぉ!」と皆から感謝されたり(笑)。
とりあえず、前に一歩進んでほしいです。私自身、新しいことにチャレンジするときには足踏みしてしまいますが、やってみると意外と何とかなるものです。1歩踏み出す勇気をもって、この世界へ飛び込んでほしいと思います。